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マイアストラはルーマニアのおとぎ話の鳥で、その鳴き声が人々を幸せにするといわれています。イサム・ノグチは1927年にパリで、ルーマニア出身の抽象彫刻家コンスタンチン・ブランクーシの下で石彫を学びました。ブランクーシは鳥の作品を30点ほど作っています。その最初が《マイアストラ》(1910年頃)で、三段重ねの柱の上に、卵のような大理石の鳥がとまっている作品です。ノグチは55歳頃から、師の芸術を讃たたえる作品を作っています。この作品では、それぞれ異なるふくらみをもった八つの大理石の部材を、一本の柱のようにつないで、四角い石灰岩の台座に載せています。滑なめらかに磨かれた部材の長短が心地よいリズムを奏でています。(中村尚明)
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マイアストラはルーマニアのおとぎ話の鳥で、その鳴き声が人々を幸せにするといわれています。イサム・ノグチは1927年にパリで、ルーマニア出身の抽象彫刻家コンスタンチン・ブランクーシの下で石彫を学びました。ブランクーシは鳥の作品を30点ほど作っています。その最初が《マイアストラ》(1910年頃)で、三段重ねの柱の上に、卵のような大理石の鳥がとまっている作品です。ノグチは55歳頃から、師の芸術を讃える作品を作っています。この作品では、それぞれ異なるふくらみをもった八つの大理石の部材を、一本の柱のようにつないで、四角い石灰岩の台座に載せています。滑らかに磨かれた部材の長短が心地よいリズムを奏でています。
(中村尚明)