真夜中の太陽 画像

まよなか の たいよう真夜中の太陽

作家名
ノグチ、イサム ノグチ、イサム
作家英名
NOGUCHI, Isamu 
生年
1904年
没年
1988年
制作年
1989年 
技法、材質、形状
赤と黒のスウェーデン産花崗岩 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
220.5 x 199.0 x 119.0 cm 
受入種別
購入 
分野名
彫刻・立体(外国作家) 
収蔵品番号
90-SF-005 

赤味を帯びた石と黒い石とが、交互に円を描き、昼と夜、太陽と暗闇とを連想させます。イサム・ノグチは、詩人の野口米次郎と、米次郎がアメリカで出会ったレオニー・ギルモアの間に生まれ、日本とアメリカを行き来する生涯を送りました。そして彫刻に加えて、舞台美術やデザインなど幅広く活動しました。また、仏教、とりわけ禅に興味を持ち、西洋の美術史と東洋の思想とを、等しく自分のものにしようと試みます。この作品にも、生と死は回り続ける車輪のようにくり返すもの、という東洋的な考え方を読み取ることができるかもしれません。そして中心に穴があいていながら、そこにボリューム感を見せようとする彫刻家としての挑戦も感じられます。
(木村絵理子)

Page Top