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赤味を帯びた石と黒い石とが、交互に円を描き、昼と夜、太陽と暗闇とを連想させます。イサム・ノグチは、詩人の野口米次郎と、米次郎がアメリカで出会ったレオニー・ギルモアの間に生まれ、日本とアメリカを行き来する生涯を送りました。そして彫刻に加えて、舞台美術やデザインなど幅広く活動しました。また、仏教、とりわけ禅に興味を持ち、西洋の美術史と東洋の思想とを、等しく自分のものにしようと試みます。この作品にも、生と死は回り続ける車輪のようにくり返すもの、という東洋的な考え方を読み取ることができるかもしれません。そして中心に穴があいていながら、そこにボリューム感を見せようとする彫刻家としての挑戦も感じられます。(木村絵理子)
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赤味を帯びた石と黒い石とが、交互に円を描き、昼と夜、太陽と暗闇とを連想させます。イサム・ノグチは、詩人の野口米次郎と、米次郎がアメリカで出会ったレオニー・ギルモアの間に生まれ、日本とアメリカを行き来する生涯を送りました。そして彫刻に加えて、舞台美術やデザインなど幅広く活動しました。また、仏教、とりわけ禅に興味を持ち、西洋の美術史と東洋の思想とを、等しく自分のものにしようと試みます。この作品にも、生と死は回り続ける車輪のようにくり返すもの、という東洋的な考え方を読み取ることができるかもしれません。そして中心に穴があいていながら、そこにボリューム感を見せようとする彫刻家としての挑戦も感じられます。
(木村絵理子)