孟母断機図 画像 拡大する

もうぼ だんき ず孟母断機図

作家名
ゴセダ ホウリュウ 五姓田 芳柳
作家英名
GOSEDA, Horyu 
生年
1827年
没年
1892年
制作年
1889年(明治22年) 
技法、材質、形状
絹本着色 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
111.5 x 55.5 cm 
受入種別
寄贈 
寄贈者名
速水ひろ江氏
分野名
日本画 
収蔵品番号
91-JP-004 

芳柳は日本の伝統的な画材を使い、真にせまる肖像画や風俗画を描く手法を発明しました。この手法によって天皇や地位の高い人々の肖像画を手がけたほか、陸軍の指示で記録画なども制作しました。また、多くの洋画家を育てたことでも知られています。1885年に、ごうを弟子にゆずり、代わりに「柳翁りゅうおう」を名乗ってからも各地で注文をうけ肖像画などを描きました。
この作品では、もうの母(孟母)が織っていた布をちきり、学問を中断してはならないことを孟子に説いた故事に取材しています。画面に「明治二十二年九月四日 於飛州茂住里 五姓田柳翁寫」と記されることから、飛騨国ひだのくに(現岐阜県北部)ずみで描かれたことがわかります。
(柏木智雄)

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