辻説法 画像 拡大する

つじ せっぽう辻説法

作家名
シモムラ カンザン 下村 観山
作家英名
SHIMOMURA, Kanzan 
生年
1873年
没年
1930年
制作年
1892年(明治25年) 
技法、材質、形状
紙本着色 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
44.7 x 62.8 cm 
受入種別
購入 
分野名
日本画 
収蔵品番号
91-JP-005 

日蓮宗にちれんしゅうの開祖・日蓮は、他の仏教宗派を強く批判したために多くの反感を買い、時には暴力を受けながらも布教を続けたといわれます。画面左側の群衆の中心にいるのが日蓮。あざ笑う人々に取り囲まれています。少し離れたところには刀を抜こうとする人もいます。これは19歳の観山が東京美術学校で描いた作品。《一遍上人絵伝いっぺんしょうにんえでん》などの古典絵巻を数多く模写して研究し、そこからモチーフを転用して組み合わせてもいます。のちの観山の作品に比べれば、わかきの硬さはあるものの、本格的な群像表現に取り組む青年画家の意気込みが伝わってきます。表情やしぐさを丁寧に描き分けた群衆の一人ひとりから、活気ある声が聞こえてくるようです。
(内山淳子)

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