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抜けるような青空と海を背景に、あでやかな孔雀クジャクが2羽、色どり鮮やかな南国の植物の合間で優雅に佇たたずんでいます。よく見ると葉や花の上には、小鳥や蝶、蜘く蛛もも克明に描き込まれています。そのどれひとつをとっても、画家の描きこみには抜かりがありません。作家の視点は大地に近く、低い位置に取られており、大自然に抱かれた小さな命を慈いつくしむかのようです。意外なことに、この絵を描いた画家は、大阪の都会育ちです。彼女は、横浜に移り住みアトリエを構えると、隣の空き地の自然を眺めるのに夢中になりました。そんな都会暮らしの身近な自然は、画家の想像力によって誰も訪れたことのない理想郷へと変貌へんぼうし、観たものを楽園へと誘いざなってくれます。(片多祐子)
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抜けるような青空と海を背景に、あでやかな孔雀が2羽、色どり鮮やかな南国の植物の合間で優雅に佇んでいます。よく見ると葉や花の上には、小鳥や蝶、蜘蛛も克明に描き込まれています。そのどれひとつをとっても、画家の描きこみには抜かりがありません。作家の視点は大地に近く、低い位置に取られており、大自然に抱かれた小さな命を慈しむかのようです。意外なことに、この絵を描いた画家は、大阪の都会育ちです。彼女は、横浜に移り住みアトリエを構えると、隣の空き地の自然を眺めるのに夢中になりました。そんな都会暮らしの身近な自然は、画家の想像力によって誰も訪れたことのない理想郷へと変貌し、観たものを楽園へと誘ってくれます。
(片多祐子)