神とのたわむれ I:昼下がり 画像

かみ との たわむれ:ひるさがり神とのたわむれ I:昼下がり

作家名
モリムラ ヤスマサ 森村 泰昌
作家英名
MORIMURA, Yasumasa 
生年
1951年
没年
-
制作年
1991年(平成3年) 
技法、材質、形状
発色現像方式印画、彩色、額 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
348.0 x 246.0 cm 
受入種別
購入 
分野名
写真・映像(日本作家) 
収蔵品番号
91-PHJ-124 

森村がドイツルネサンスの画家ルーカス・クラーナハ《キリスト磔刑たっけい》(1503年)のマリアとヨハネらに自らふんした連作です。昼下がりから夜明けへ、画中のふたりは侍と芸者ヘンゼルとグレーテル風の人物、そしてリカちゃん人形へと変身しています。この名画の登場人物に扮するシリーズは1985年の《肖像(ゴッホ)》に始まります。扮することで、日本人の男性である自らの身体と西洋絵画の人物たちとのずれが明らかになります。またそれは森村の身体と侍と芸者など日本人へのステレオタイプとのずれでもあるでしょう。森村はユーモラスに、美術史における自らのアイデンティティへの違和感や不安定さを開示してみせるのです。
(南島 興)

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