るーヴる びじゅつかん こうこ てんじしつ にて、めありー・かさっとルーヴル美術館考古展示室にて、メアリー・カサット
- 作家英名
- DEGAS, Edgar
- 生年
- 1834年
- 没年
- 1917年
- 制作年
- 1879-80年
- 技法、材質、形状
- ソフトグランド・エッチング、ドライポイント、アクアチント、エッチング(9/9ステート[推定])
- 縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
- 27.0 x 23.7 cm
- エディション
- 第6ステート
- 受入種別
- 購入
- 分野名
- 版画(外国作家)
- 収蔵品番号
- 92-PRF-016
つばのある帽子をかぶり、ウエストをしぼった大きな襟の上着をきこなす女性。彼女は当時の最新ファッションに身を包み、パラソルではなく男性用の雨傘を手にしています。彼女はドガの弟子であった画家メアリー・カサット。そして、その横に座る女性はカサットの姉がモデルになっていると目されます。当時のルーヴル美術館は、上流階級の女性にとって自由に出入りできる数少ない場所でした。この作品では、彼女たちが古代の棺をみる場面が描かれています。カサットの洗練された後ろ姿と、隣で本を読む姉からは知性が感じられ、そこには近代の自立した女性の姿をみることができます。
(片多祐子)