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横浜美術館は、ベルメールが1935年に自作した二体目の人形を、様々に演出して撮った写真11点を所蔵しています。これらはナチス政権下の1935年から1938年にかけて、作者がベルリン近郊の自宅でひそかに撮影した同様の写真100点余りの一部です。写真に見える少女の人形はどれひとつ完結した形ではありません。波打つ布とフラフープのリングを背景にしたこの写真では、人形の頭部、両腕、膝から下の脚がありません。球体の腹部の上下に下腹部またはおしりが付き、左脚の代わりに下向きの手が見えます。伸びた指先や太ももの先端には球体関節の部品が取り付けられています。蝶結びのリボンと扇形に広がる金髪、そして下腹部が少女であることを示しています。(中村尚明)
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横浜美術館は、ベルメールが1935年に自作した二体目の人形を、様々に演出して撮った写真11点を所蔵しています。これらはナチス政権下の1935年から1938年にかけて、作者がベルリン近郊の自宅でひそかに撮影した同様の写真100点余りの一部です。写真に見える少女の人形はどれひとつ完結した形ではありません。波打つ布とフラフープのリングを背景にしたこの写真では、人形の頭部、両腕、膝から下の脚がありません。球体の腹部の上下に下腹部またはおしりが付き、左脚の代わりに下向きの手が見えます。伸びた指先や太ももの先端には球体関節の部品が取り付けられています。蝶結びのリボンと扇形に広がる金髪、そして下腹部が少女であることを示しています。
(中村尚明)