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ふっくらした花器に、色とりどりのポンポンダリアが生けられています。ダリアの花弁は一枚一枚細やかに描かれ、柔らかな花の表情が伝わります。花器は、当時の帝室博物館(現・東京国立博物館)に所蔵されていた画家お気に入りの一点。中国元代の壺で、何度もスケッチに出かけては、艶つややかな磁器の風合ふうあいの描写を実現しました。小茂田は庭の草花や小動物などの写生を日課にしており、ポンポンダリアも庭でデッサンしたものと考えられています。細部の観察と確かな描写力は、こうした日々の活動からもたらされたともいえるでしょう。実際には花を生けることができない博物館の展示品と、身近な花の組み合わせにも、画家の豊かな想像力が伺えます。(長谷川珠緒)
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ふっくらした花器に、色とりどりのポンポンダリアが生けられています。ダリアの花弁は一枚一枚細やかに描かれ、柔らかな花の表情が伝わります。花器は、当時の帝室博物館(現・東京国立博物館)に所蔵されていた画家お気に入りの一点。中国元代の壺で、何度もスケッチに出かけては、艶やかな磁器の風合の描写を実現しました。小茂田は庭の草花や小動物などの写生を日課にしており、ポンポンダリアも庭でデッサンしたものと考えられています。細部の観察と確かな描写力は、こうした日々の活動からもたらされたともいえるでしょう。実際には花を生けることができない博物館の展示品と、身近な花の組み合わせにも、画家の豊かな想像力が伺えます。
(長谷川珠緒)