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「闍維じゃい」とは、亡くなった人をもやして、魂をしずめることです。ここでは、仏教をひらいた釈迦しゃかの、その場面を描いています。遺体いたいをおさめた棺ひつぎのしたに香りのたかい木をならべて匂いのよい油をそそぎ、もやそうとこころみますが、火はつきません。そこで弟子の迦葉かしょうがふかく祈ると煙がわいて空から清らかな花びらが落ちてきました。まわりで弟子でしたちが悲しんでいます。観山は、あつまり祈る人たちを大きな画面に描くため、15世紀のヨーロッパの絵を手がかりにして工夫したと考えられます。右から二人目には、作者のすがたが弟子でしとして描かれています。(柏木智雄)
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「闍維」とは、亡くなった人をもやして、魂をしずめることです。ここでは、仏教をひらいた釈迦の、その場面を描いています。遺体をおさめた棺のしたに香りのたかい木をならべて匂いのよい油をそそぎ、もやそうとこころみますが、火はつきません。そこで弟子の迦葉がふかく祈ると煙がわいて空から清らかな花びらが落ちてきました。まわりで弟子たちが悲しんでいます。観山は、あつまり祈る人たちを大きな画面に描くため、15世紀のヨーロッパの絵を手がかりにして工夫したと考えられます。右から二人目には、作者のすがたが弟子として描かれています。
(柏木智雄)