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社会主義革命を経た1920年代のソ連で、彫刻、舞台美術、デザインなどジャンルを越えて先駆的な作品を生み出したロトチェンコ。とりわけ写真の分野では、極端なクローズアップ、俯ふ角かく(見下ろす視線)や仰ぎょう角かく(見上げる視線)など、構図に技巧を凝こらした作品を多く残しました。その典型と言えるのが、モスクワ市内の大通りの交差点と、そこを走る路面電車をモチーフとしたこの作品です。逆光で撮ることによって強調される、光と影のコントラスト。高い位置から見下ろして、さらにカメラを斜めに構えて撮影することで生じる、動きの感覚。そうした撮影手法と、都市的な被写体とが響きあって、近代都市の躍動感が伝わってくる一枚です。(松永真太郎)
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社会主義革命を経た1920年代のソ連で、彫刻、舞台美術、デザインなどジャンルを越えて先駆的な作品を生み出したロトチェンコ。とりわけ写真の分野では、極端なクローズアップ、俯角(見下ろす視線)や仰角(見上げる視線)など、構図に技巧を凝らした作品を多く残しました。
その典型と言えるのが、モスクワ市内の大通りの交差点と、そこを走る路面電車をモチーフとしたこの作品です。逆光で撮ることによって強調される、光と影のコントラスト。高い位置から見下ろして、さらにカメラを斜めに構えて撮影することで生じる、動きの感覚。そうした撮影手法と、都市的な被写体とが響きあって、近代都市の躍動感が伝わってくる一枚です。
(松永真太郎)