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「Keihin Machine Soul」と名付けられたこの一連の写真は、1990年代前半から写真家として注目を集めた金村修の初期作です。日本有数の工業地帯である京浜(京+浜=東京から横浜にかけての地域)の街角を写しています。ほとんどが鉄やアスファルトといった無機物で構成され、自然が排された「絵にならない」風景。実際には人間の切実な生活が営まれているはずの場所は、カメラという機械を通して色のない白黒のイメージに転化され、趣おもむきのない殺風景さを強調しています。1997年の当館企画展「失われた風景—幻想と現実の境界」に出品後、コレクションとして収蔵されました。(日比野民蓉)
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「Keihin Machine Soul」と名付けられたこの一連の写真は、1990年代前半から写真家として注目を集めた金村修の初期作です。日本有数の工業地帯である京浜(京+浜=東京から横浜にかけての地域)の街角を写しています。ほとんどが鉄やアスファルトといった無機物で構成され、自然が排された「絵にならない」風景。実際には人間の切実な生活が営まれているはずの場所は、カメラという機械を通して色のない白黒のイメージに転化され、趣のない殺風景さを強調しています。1997年の当館企画展「失われた風景—幻想と現実の境界」に出品後、コレクションとして収蔵されました。
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