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菅木志雄は、木や石などの自然素材に加え、金属、ガラス、コンクリート、ビニールといった人工の素材にもほとんど手を加えず、そのまま空間に配置し、空間と素材を関係づけることによって作品を成立させます。この作品は1999年の当館個展に際し、新作として発表されたうちの一点です。当初は長細い展示室に、まっすぐ一直線に設置されました。その後、2017年のコレクション展において、作家自身のディレクションにより、円形の展示室にコの字型に設置する、第二の展示方法が加わりました。このような可変性は、建物の空間的特徴に呼応する菅の制作手法の特徴をあらわしているとも言えるでしょう。(日比野民蓉)
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菅木志雄は、木や石などの自然素材に加え、金属、ガラス、コンクリート、ビニールといった人工の素材にもほとんど手を加えず、そのまま空間に配置し、空間と素材を関係づけることによって作品を成立させます。この作品は1999年の当館個展に際し、新作として発表されたうちの一点です。当初は長細い展示室に、まっすぐ一直線に設置されました。その後、2017年のコレクション展において、作家自身のディレクションにより、円形の展示室にコの字型に設置する、第二の展示方法が加わりました。このような可変性は、建物の空間的特徴に呼応する菅の制作手法の特徴をあらわしているとも言えるでしょう。
(日比野民蓉)