楚蓮香之図 画像 拡大する

それんこう の ず楚蓮香之図

作家名
ウエムラ ショウエン 上村 松園
作家英名
UEMURA, Shoen 
生年
1875年
没年
1949年
制作年
1924年頃(大正13頃) 
技法、材質、形状
絹本着色、軸装(一幅) 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
138.0 x 51.7 cm 
受入種別
寄贈 
寄贈者名
藤浦了一氏
分野名
日本画 
収蔵品番号
2000-JP-003 

ゆるやかな曲線を描き、流れるように歩く女性のまわりを、ちょうが舞っています。楚蓮香それんこうは中国唐時代の伝説の美女です。身体から漂ういい香りに魅せられて、外を歩くとちょうはちが飛び従ったといわれています。絵の作者は、生涯をかけて女性を描き続けた上村松園。絵画は目でみるものですが、目にみえるもの以上のことを描き出そうとした画家にとって、楚蓮香それんこうは挑戦に値する画題だったことでしょう。色や構図を変えて、松園は何度も楚蓮香それんこうを描きました。あなたはこの絵から、漂う香りまで、感じ取ることができますか?
(日比野民蓉)

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