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やわらかな光のなかで釣りに興じるひとの姿。手前の男女は何か言葉を交わしているようにも見えます。福原信三は資生堂初代社長として知られる人物で、パリ滞在時(1912-1913年)に約2,000枚の写真を撮りためていました。そこから後年に24枚を選んで、写真集『巴ぱ里りとセイヌ』にまとめました。当時、パリで生まれたパブロ・ピカソやアンリ・マティスらの革新的な芸術表現に影響を受けながら、セーヌ河周辺の風景を心の命ずるままに収めていったようです。この作品は、そのうちの一枚。『巴里とセイヌ』に収められたほかの作品と同様に揺らめくようなソフトフォーカスでパリの市民生活の一幕が、そっと写し出されています。(南島 興)
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やわらかな光のなかで釣りに興じるひとの姿。手前の男女は何か言葉を交わしているようにも見えます。福原信三は資生堂初代社長として知られる人物で、パリ滞在時(1912-1913年)に約2,000枚の写真を撮りためていました。そこから後年に24枚を選んで、写真集『巴里とセイヌ』にまとめました。当時、パリで生まれたパブロ・ピカソやアンリ・マティスらの革新的な芸術表現に影響を受けながら、セーヌ河周辺の風景を心の命ずるままに収めていったようです。この作品は、そのうちの一枚。『巴里とセイヌ』に収められたほかの作品と同様に揺らめくようなソフトフォーカスでパリの市民生活の一幕が、そっと写し出されています。
(南島 興)