巴里とセイヌ、釣り 画像 拡大する

パリ と セイヌ、つり巴里とセイヌ、釣り

作家名
フクハラ シンゾウ 福原 信三
作家英名
FUKUHARA, Shinzo 
生年
1883年
没年
1948年
制作年
1913年(大正2年)(1982年の再プリント) 
技法、材質、形状
ゼラチン・シルバー・プリント 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
34.5 x 25.4 cm 
受入種別
寄贈 
寄贈者名
福原信和氏
分野名
写真・映像(日本作家) 
収蔵品番号
83-PHJ-003 

やわらかな光のなかで釣りに興じるひとの姿。手前の男女は何か言葉を交わしているようにも見えます。福原信三は資生堂初代社長として知られる人物で、パリ滞在時(1912-1913年)に約2,000枚の写真を撮りためていました。そこから後年に24枚を選んで、写真集『とセイヌ』にまとめました。当時、パリで生まれたパブロ・ピカソやアンリ・マティスらの革新的な芸術表現に影響を受けながら、セーヌ河周辺の風景を心の命ずるままに収めていったようです。この作品は、そのうちの一枚。『巴里とセイヌ』に収められたほかの作品と同様に揺らめくようなソフトフォーカスでパリの市民生活の一幕が、そっと写し出されています。
(南島 興)

Page Top