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8点組版画集の6枚目とされる作品。ふたつの箱状の部屋はカメラ・オブスクラ(暗室)とされています。暗室の壁に小さな針孔はりあなを開けると、外の景色が逆立ちして反対側の壁に写ります。その写像をなぞってリアルな絵を描くための装置です。右上の部屋の奥の壁には逆立ちした男性像。彼は部屋の手前に立つ男性の写像で、ふたりの頭と足先を二本の点線が結んでいます。点線の交点Fは壁に開けられた針孔の位置です。暗室の図解は横から見た図が普通ですが、この図は正面から壁をぶち抜いて描かれています。左側の部屋は逆さまで、女性像が写る壁を背後から描いたようです。画面下の手前には身長「1.74」の三体目の男性像「ダダ」が逆立ちしています。(中村尚明)
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8点組版画集の6枚目とされる作品。ふたつの箱状の部屋はカメラ・オブスクラ(暗室)とされています。暗室の壁に小さな針孔を開けると、外の景色が逆立ちして反対側の壁に写ります。その写像をなぞってリアルな絵を描くための装置です。右上の部屋の奥の壁には逆立ちした男性像。彼は部屋の手前に立つ男性の写像で、ふたりの頭と足先を二本の点線が結んでいます。点線の交点Fは壁に開けられた針孔の位置です。暗室の図解は横から見た図が普通ですが、この図は正面から壁をぶち抜いて描かれています。左側の部屋は逆さまで、女性像が写る壁を背後から描いたようです。画面下の手前には身長「1.74」の三体目の男性像「ダダ」が逆立ちしています。
(中村尚明)