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版画集7枚目とされる作品。左には巨大な円錐えんすい、右には両脚を揃そろえたひょうたん型の上体の男性。彼は顔と股またにふたつのペニスを持ち、円錐に映し出された女性を見つめています。円錐の上部は裂け、その下に丸棒が突き刺さっています。右上には大きな裏文字で「新しい芸術に寄せて?DD」、円錐の下には裏文字の数式「h(高さ)は-3×daの2乗の平方根に等しい」。数式は3人のダダの仲間(アルプ、バールゲルト、エルンスト)の尺度を表すようです。その下の筆記体「賢い犬と共同体」は、心理学者フロイトの著作『ナルシシズム入門』に関係します。さらに下の「聖なる芸術に指一本触れるな」は前時代の美術家エルネスト・フィオーリの言葉です。(中村尚明)
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版画集7枚目とされる作品。左には巨大な円錐、右には両脚を揃えたひょうたん型の上体の男性。彼は顔と股にふたつのペニスを持ち、円錐に映し出された女性を見つめています。円錐の上部は裂け、その下に丸棒が突き刺さっています。右上には大きな裏文字で「新しい芸術に寄せて?DD」、円錐の下には裏文字の数式「h(高さ)は-3×daの2乗の平方根に等しい」。数式は3人のダダの仲間(アルプ、バールゲルト、エルンスト)の尺度を表すようです。その下の筆記体「賢い犬と共同体」は、心理学者フロイトの著作『ナルシシズム入門』に関係します。さらに下の「聖なる芸術に指一本触れるな」は前時代の美術家エルネスト・フィオーリの言葉です。
(中村尚明)