←前のページに戻る 前の作品 次の作品 かし菓子 作家名 コバヤシ コケイ 小林 古径 作家英名 KOBAYASHI, Kokei 生年 1883年 没年 1957年 制作年 1940年(昭和15) 技法、材質、形状 絹本着色 縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚) 56.5 x 72.3 cm 受入種別 購入 分野名 日本画 収蔵品番号 2004-JP-001 「菓子」とは「水菓子みずがし」、つまりくだもののことです。半分になったカリン、横にした青いリンゴ、3個のムベ(アケビ科の一種)は、あまり見かけなくなったくだものかもしれません。3種のくだものは、色だけで、そのものの形と立体感が示されています。作者が生前、身近に置いていたという涼しげな色のテーブルクロスは、机の上か床の上か、どこに置かれているかはわかりません。ともあれここに描かれた空間は、凛りんと張り詰めた緊張がありながらも、さわやかで心地よいのです。この作家は、身近なものを描いてこのような空間を描き出すのが得意でした。(八柳サエ) メタデータ : Json-LD n3 nt rdf(xml) ttl
「菓子」とは「水菓子」、つまりくだもののことです。半分になったカリン、横にした青いリンゴ、3個のムベ(アケビ科の一種)は、あまり見かけなくなったくだものかもしれません。3種のくだものは、色だけで、そのものの形と立体感が示されています。作者が生前、身近に置いていたという涼しげな色のテーブルクロスは、机の上か床の上か、どこに置かれているかはわかりません。ともあれここに描かれた空間は、凛と張り詰めた緊張がありながらも、さわやかで心地よいのです。この作家は、身近なものを描いてこのような空間を描き出すのが得意でした。
(八柳サエ)