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雪を頂く真っ赤な富士。手前には、パッチワークのように描かれた色とりどりの山肌が目に鮮やかです。この作品は、赤富士の雄大な眺めに圧倒され立ち去ることも忘れたという、画家自らの体験に基づいて描かれました。「初はつ冠かん雪せつの富士山を描きにいった。描いているうちに夕方にさしかかり、みるみる青い富士が紫に、そして茶色に、ついに燃えるような紅の富士となって暮れた。驚いて驚いて、思わず拝んでしまった」。片岡にとって、富士は生涯にわたって描き続けた主題でした。山のもつ生命力を描き出すことに挑み、常に「格闘」する気持ちで描いてきたと語る画家。力強い画面には、その気迫と奮闘の痕跡が表れているかのようです。(長谷川珠緒)
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雪を頂く真っ赤な富士。手前には、パッチワークのように描かれた色とりどりの山肌が目に鮮やかです。この作品は、赤富士の雄大な眺めに圧倒され立ち去ることも忘れたという、画家自らの体験に基づいて描かれました。「初冠雪の富士山を描きにいった。描いているうちに夕方にさしかかり、みるみる青い富士が紫に、そして茶色に、ついに燃えるような紅の富士となって暮れた。驚いて驚いて、思わず拝んでしまった」。片岡にとって、富士は生涯にわたって描き続けた主題でした。山のもつ生命力を描き出すことに挑み、常に「格闘」する気持ちで描いてきたと語る画家。力強い画面には、その気迫と奮闘の痕跡が表れているかのようです。
(長谷川珠緒)