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緑の草木が生える砂地のうえには、水着姿の男性が顔を帽子で隠して眠っています。手前にはオレンジ色の水着を着た女性がすわり、奥には赤色の帽子をかぶった女性が青いシートを持ち上げています。人物たちの左手には色味の少ない砂地が広がっていて、遠くに黄色のテントやパラソル、人影が小さく見えるのみです。その手法は國領の過去作と同じように小さな絵の具の点の集まりで描かれています。しかし、この作品を境にして國領はそうした点描からはなれて、砂丘と群像というモチーフへと関心を移していくことになります。右手に描かれた互いに無関心にみえる人物たちはその変化を予見させるかもしれません。(南島興)
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緑の草木が生える砂地のうえには、水着姿の男性が顔を帽子で隠して眠っています。手前にはオレンジ色の水着を着た女性がすわり、奥には赤色の帽子をかぶった女性が青いシートを持ち上げています。人物たちの左手には色味の少ない砂地が広がっていて、遠くに黄色のテントやパラソル、人影が小さく見えるのみです。その手法は國領の過去作と同じように小さな絵の具の点の集まりで描かれています。しかし、この作品を境にして國領はそうした点描からはなれて、砂丘と群像というモチーフへと関心を移していくことになります。右手に描かれた互いに無関心にみえる人物たちはその変化を予見させるかもしれません。
(南島興)