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堂本尚郎は、日本画家・堂どう本もと印いん象しょうの甥おいとして京都に生まれました。大学卒業からしばらくは日本画を描いていましたが、1955年にフランスへ渡り、油彩画に転向します。当時、パリで注目されていたのは、「かたちがない」ことを意味する「アンフォルメル」という絵画の動向。円筒・円えん錐すい・球を基本形とする幾何学的抽象(キュビスム)に対して、「非定形」なものの中に生命の躍やく動どうを見出そうとしました。この作品は、尚郎のアンフォルメル時代の一点で、画面全体がうねるような激しさを帯びています。一方、短たん冊ざく形がたの連なりや、東洋絵画によくみられる土ど坡は(土の盛り上がり)のようなかたちは、どことなく出自の日本画を想起させるようです。(日比野民蓉)
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堂本尚郎は、日本画家・堂本印象の甥として京都に生まれました。大学卒業からしばらくは日本画を描いていましたが、1955年にフランスへ渡り、油彩画に転向します。当時、パリで注目されていたのは、「かたちがない」ことを意味する「アンフォルメル」という絵画の動向。円筒・円錐・球を基本形とする幾何学的抽象(キュビスム)に対して、「非定形」なものの中に生命の躍動を見出そうとしました。この作品は、尚郎のアンフォルメル時代の一点で、画面全体がうねるような激しさを帯びています。一方、短冊形の連なりや、東洋絵画によくみられる土坡(土の盛り上がり)のようなかたちは、どことなく出自の日本画を想起させるようです。
(日比野民蓉)