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2006年11月から3ヶ月余にわたり、横浜美術館の一室をつかって制作された作品。室内の壁や床に少しずつ線を描きながら、その過程を複数のデジタルカメラで撮影。撮りためられた約1万枚の写真を編集して生み出された、文字通りの「動く絵」です。 作品のテーマは「水」。水面に見立てられた壁や床が、水流を思わせる青い色彩に満たされ、また元の姿にかえっていく顛末てんまつが、3つの画面をまたいでダイナミックに展開します。線の動きの気持ちのよさや意表を突く展開の妙に目を奪われる一方で、息詰まるような緊迫感と重々しさが全編を貫いています。密室での線描・撮影の反復にかけた長大な時間そのものが、画面に圧縮されたかのようです。(松永真太郎)
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2006年11月から3ヶ月余にわたり、横浜美術館の一室をつかって制作された作品。室内の壁や床に少しずつ線を描きながら、その過程を複数のデジタルカメラで撮影。撮りためられた約1万枚の写真を編集して生み出された、文字通りの「動く絵」です。
作品のテーマは「水」。水面に見立てられた壁や床が、水流を思わせる青い色彩に満たされ、また元の姿にかえっていく顛末が、3つの画面をまたいでダイナミックに展開します。線の動きの気持ちのよさや意表を突く展開の妙に目を奪われる一方で、息詰まるような緊迫感と重々しさが全編を貫いています。密室での線描・撮影の反復にかけた長大な時間そのものが、画面に圧縮されたかのようです。
(松永真太郎)