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美術家だけでなく振付家としても活動する高嶺は、性別も能力もさまざまな人間の身体や、からだの違和感などを入口に、社会の問題や、そこに起因する不条理な人間の言動などを作品へとつなげていきます。 この作品は、砂を敷きつめた扇形の水そうに、青緑色の水が満たされています。暗がりで光り輝く水には、ゆっくりと回転しながら泳ぐ女性たちの映像が投影されて、まるで無重力空間か胎内を霊的な存在がただよっているかのようです。そして、映像と共鳴するように響き渡る不思議な機械音。水という実体のあるものと組み合わさることで、人工的な映像と音も、やわらかい感触をもつものとして見えてきます。(木村絵理子)
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美術家だけでなく振付家としても活動する高嶺は、性別も能力もさまざまな人間の身体や、からだの違和感などを入口に、社会の問題や、そこに起因する不条理な人間の言動などを作品へとつなげていきます。
この作品は、砂を敷きつめた扇形の水そうに、青緑色の水が満たされています。暗がりで光り輝く水には、ゆっくりと回転しながら泳ぐ女性たちの映像が投影されて、まるで無重力空間か胎内を霊的な存在がただよっているかのようです。そして、映像と共鳴するように響き渡る不思議な機械音。水という実体のあるものと組み合わさることで、人工的な映像と音も、やわらかい感触をもつものとして見えてきます。
(木村絵理子)