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愛知県瀬戸市に生まれた加藤は、陶器の絵付け見倣みならいとして青年期を過ごしました。その後、岐阜県多治見市の陶器製造所で作陶さくとうの基礎を身に着け、中国や朝鮮半島へも視察に訪れます。古陶磁の収集や鑑賞が高まりをみせる時代のなか、加藤は名品に学び、自らもさまざまな技法を試みることで、制作の幅を広げていきました。なかでも中国明代の色絵磁器に金で文様をほどこす金彩きんさいの研究は、加藤の名を一躍有名にしました。この作品は、マットな白肌に、金粉を溶いて絵の具状にした金泥きんでいで、松と梅が描かれています。花の芯や松葉、枝には針を用いたかき落としがほどこされ、独特の効果をうみだしています。 (長谷川珠緒)
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愛知県瀬戸市に生まれた加藤は、陶器の絵付け見倣いとして青年期を過ごしました。その後、岐阜県多治見市の陶器製造所で作陶の基礎を身に着け、中国や朝鮮半島へも視察に訪れます。古陶磁の収集や鑑賞が高まりをみせる時代のなか、加藤は名品に学び、自らもさまざまな技法を試みることで、制作の幅を広げていきました。なかでも中国明代の色絵磁器に金で文様をほどこす金彩の研究は、加藤の名を一躍有名にしました。この作品は、マットな白肌に、金粉を溶いて絵の具状にした金泥で、松と梅が描かれています。花の芯や松葉、枝には針を用いたかき落としがほどこされ、独特の効果をうみだしています。
(長谷川珠緒)