ポントワーズの雪景 画像

ポントワーズ の せっけいポントワーズの雪景

作家名
サトミ カツゾウ 里見 勝蔵
作家英名
SATOMI, Katsuzo 
生年
1895年
没年
1981年
制作年
1925年(大正14年) 
技法、材質、形状
油彩、カンヴァス 
縦(高) × 横(幅) × 奥行(厚)
90.9 x 116.7 cm 
受入種別
購入 
分野名
油彩その他の絵画(日本作家) 
収蔵品番号
87-OJ-004 

東京美術学校西洋画科を卒業した里見勝蔵は、1921年、油絵の本場であるヨーロッパへ渡りました。同年の秋には、ゴッホがさいを迎えた場所として知られるオーヴェル=シュル=オワーズを訪れます。パリの北西約30kmに位置するこの街で、里見は画家のモーリス・ド・ヴラマンクと出会いました。あらい筆跡を残し、暗い色調でドラマチックに描き出されたこの風景画からは、里見が当時、ヴラマンクからいかに大きな影響を受けたかがわかります。ポントワーズはオーヴェル=シュル=オワーズ近くの都市。この風景は、今も残る大聖堂の塔を中央に描いています。敬愛する師の教えを忠実に学び取ろうとする、意欲あふれる若々しさが、画面から伝わるようです。
(日比野民蓉)

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