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嶋田は1958年から20年間にわたりパリに滞在しました。同地では、空間の余白を生かし、抽象的なかたちが画面に漂う絵画に取り組みます。そしてパリのダミエ画廊で個展を開くほか、多くのグループ展へも出品するなど精力的に活動しました。1978年の帰国後は神奈川県逗子市を拠点とします。この作品も逗子の高台にあるアトリエで手掛けられたもの。ここでは、対角線を意識した斜めの線と丸みを帯びたかたちが四角い画面からあふれんばかりに行きかい、ダイナミズムが生み出されています。また黄と紫、赤と緑といった対比する色がリズミカルに配置され、隣り合う色の境目が白く塗り残されることで、観るものに軽やかな印象も与えます。(片多祐子)
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嶋田は1958年から20年間にわたりパリに滞在しました。同地では、空間の余白を生かし、抽象的なかたちが画面に漂う絵画に取り組みます。そしてパリのダミエ画廊で個展を開くほか、多くのグループ展へも出品するなど精力的に活動しました。1978年の帰国後は神奈川県逗子市を拠点とします。この作品も逗子の高台にあるアトリエで手掛けられたもの。ここでは、対角線を意識した斜めの線と丸みを帯びたかたちが四角い画面からあふれんばかりに行きかい、ダイナミズムが生み出されています。また黄と紫、赤と緑といった対比する色がリズミカルに配置され、隣り合う色の境目が白く塗り残されることで、観るものに軽やかな印象も与えます。
(片多祐子)