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この作品はもともとボール紙で作られていました。原作は失われたため、資料を元にアルミの薄板で再制作されたものです。長方形や台形、帯状に切り出した部品を、切込みで直角に組み合わせて立体にしています。周囲を歩きながら見ると、面と線、明るい部分と影の部分が入れ替わります。左右対称だったり非対称だったりもします。立体は一点で支柱に支えられ、地面から持ち上げられています。重力から自由になろうとする彫刻。作者ロトチェンコは社会主義革命直後のロシアで、絵画、彫刻、建築をひとつにしようと考えました。何かを表現する美術ではなく、定規やコンパスで引く線と面で作られた本物の造形物で、新しい時代を目指したのです。(中村尚明)
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この作品はもともとボール紙で作られていました。原作は失われたため、資料を元にアルミの薄板で再制作されたものです。長方形や台形、帯状に切り出した部品を、切込みで直角に組み合わせて立体にしています。周囲を歩きながら見ると、面と線、明るい部分と影の部分が入れ替わります。左右対称だったり非対称だったりもします。立体は一点で支柱に支えられ、地面から持ち上げられています。重力から自由になろうとする彫刻。作者ロトチェンコは社会主義革命直後のロシアで、絵画、彫刻、建築をひとつにしようと考えました。何かを表現する美術ではなく、定規やコンパスで引く線と面で作られた本物の造形物で、新しい時代を目指したのです。
(中村尚明)