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明治以降の日本のガラス産業は、西洋風の建築に用いる板ガラスの製造を中心に発展しました。そうしたなか、表現素材としてのガラスの可能性にいち早く注目したのが岩田藤七です。絵画、彫刻、彫金、漆工しっこうと幅広く専門技術を学んだ岩田は、洋画家・岡おか田だ三郎助さぶろうすけとの出会いをきっかけにガラスの道に入ります。ガラスといえば無色透明が一般的だった当時、岩田は、岡田がフランスから持ち帰った温かみのある不透明ガラスに魅了され、色ガラスの世界を追求しました。この作品は、岩田が1960年以降制作した「貝シリーズ」の一点です。黄、紺、白の色ガラスが筋模様に表され、ねじり凹凸おうとつを加えて、巻貝の形に仕上げられています。(長谷川珠緒)
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明治以降の日本のガラス産業は、西洋風の建築に用いる板ガラスの製造を中心に発展しました。そうしたなか、表現素材としてのガラスの可能性にいち早く注目したのが岩田藤七です。絵画、彫刻、彫金、漆工と幅広く専門技術を学んだ岩田は、洋画家・岡田三郎助との出会いをきっかけにガラスの道に入ります。ガラスといえば無色透明が一般的だった当時、岩田は、岡田がフランスから持ち帰った温かみのある不透明ガラスに魅了され、色ガラスの世界を追求しました。この作品は、岩田が1960年以降制作した「貝シリーズ」の一点です。黄、紺、白の色ガラスが筋模様に表され、ねじり凹凸を加えて、巻貝の形に仕上げられています。
(長谷川珠緒)