当サイトではJavaScriptを使用しております。 JavaScriptをONにして再読み込みを行ってください。
このページの本文へ移動
横浜美術館コレクション検索
English
コレクション検索TOPへ
吉田ふじをは11歳より絵を学び、16歳の時、義理の兄でのちに夫となる吉よし田だ博ひろしと二人でアメリカへ渡ります。旅先で兄妹が描いた絵はアメリカ各地で披ひ露ろうされ、人気を博しました。この絵は、フロリダで滞在したポンセ・デ・レオン・ホテルの中庭で描かれたもの。19世紀にホテルとして開業した色鮮やかなこの建物は、今でも大学の校舎として使われています。博もよく似た構図で同じ建物を描きましたが、ふたりの絵を比べると細部に違いも見られます。博は人が集つどう正面玄関を描いたのに対し、ふじをは正面向かって左の棟むねを選んだようです。ここには、海外でともに制作に打ち込む兄妹の様子とともに、ふたりの視点の違いも見出せます。(片多祐子)
Page Top
吉田ふじをは11歳より絵を学び、16歳の時、義理の兄でのちに夫となる吉田博と二人でアメリカへ渡ります。旅先で兄妹が描いた絵はアメリカ各地で披露され、人気を博しました。この絵は、フロリダで滞在したポンセ・デ・レオン・ホテルの中庭で描かれたもの。19世紀にホテルとして開業した色鮮やかなこの建物は、今でも大学の校舎として使われています。博もよく似た構図で同じ建物を描きましたが、ふたりの絵を比べると細部に違いも見られます。博は人が集う正面玄関を描いたのに対し、ふじをは正面向かって左の棟を選んだようです。ここには、海外でともに制作に打ち込む兄妹の様子とともに、ふたりの視点の違いも見出せます。
(片多祐子)